朝目覚めた時の「肩こり・腕のしびれ・腰痛」対策のマットレス!

寝室

体調不良や病ではなく、朝目覚めたときに感じる「肩こり・腕のしびれ・腰痛」の要因。

睡眠中に感じる身体の痛みは、体に隠された病を示す要素となっているケースがあります。特に「背中の痛み」を感じる場合には、”隠れた病”も少々念頭に健康診断を受けておくことも大切な要素となりそうです。

ただ、体調不良や病による症状を除けば、睡眠中及び朝目覚めたときに感じる「肩こり・腕のしびれ・腰痛」といった症状の大半の要因となるのが「寝具(枕・敷布団・マットレス)の問題」です。

寝具と自分との相性が良い(自分の身体に適した寝具を使用しているかどうか)かどうかが重要なポイントとなるのです。

肩こり&腕の痺れを招く要素が「枕高さ」と「敷布団(マットレス)の追随性」。

敷布団(マットレス)の追随性

まず、睡眠後の身体症状として、「肩こり&腕のしびれ」を感じやすいという人の場合、その要因となっているのが「枕高さの相性」と「敷布団(マットレス)の追随性有無」です。

基本的に、人は睡眠時に通常「15回~30回程度」の寝返りをするといわれています。逆に言えば、良好な睡眠状態(安眠)を得るためには、平均的に20回程度の寝返りが必要となるということ。

この寝返りが上手く出来ない状況となっていると生じやすいのが「肩こり」と「腕の痺れ」という要素なのです。

寝返りをする上で抵抗要素となるのが『肩』なんですね。人それぞれ肩幅は違いますが、寝返りをする上で、共通して肩が邪魔となるものです。

肩関節の柔軟性がある人は、肩が邪魔することなく(肩周辺関節を上手く折り曲げて)寝返りを打てますが、肩関節が固い人の場合には、肩が邪魔となって、寝返りが阻害されることに。

そんな状況下でも無理に寝返りをすることになりますから、「肩を痛めたり、肩こりが発生したり、腕が体の下敷きとなってしびれたり」するわけです。

そんな状況を改善するために大切な要素となるのが以下の2つのポイントです。

1)枕の高さが「真ん中部分」と「サイド部分」で異なる枕を活用。

枕の高さ

人の寝姿勢にて、仰向き時と横向き時(寝返り時)では、頭の高さ位置が異なります。仰向き時と比較して、横向き(寝返り時)のほうが単純に言えば肩幅分高くなるということ。

肩関節の柔軟性が少ない人ほど、横向き時の頭位置は高くなるのが、本来の望ましい寝姿勢となります。

それゆえに、枕高さが均一なものを使用していると、寝返り時(横向き時)に頭位置が理想高さよりも低くなってしまい、その分肩や腕を圧迫することとなってしまうんですね。これが肩痛・肩こり・腕の痺れの要因となります。

そこで、対策として有効となるのが、枕の両サイドが高くなっている枕を使用すること。寝返り補完機能を有する機能性枕(例えば、こちらのような機能性枕)が効果的な寝具となるのです。

2)敷布団(マットレス)の追随性(柔軟性&高反発力)と厚みが必要。

敷布団(マットレス)の追随性

もうひとつ大切な要素となるのが、横向き(寝返り時)となったときに敷布団(マットレス)が体の形状(肩・腕)に合わせて、ある程度追随してくれる機能を有しているかどうかが大きなポイントとなります。

この「追随性」というのは、単に柔らかいということではありません。適度な柔らかさがありつつも、しっかりと身体を支えてくれる反発力(高反発力)があることが必須要素となるのです。(柔らかさ&高反発力)

これは、高反発力があったとしても、固い敷布団(マットレス)ではダメということでもあるんですね。

一般的な敷布団(綿素材など)やスプリング式マットレスなどは、この「追随性」に欠けることから、肩関節の柔軟性が低い人にとっては肩こり・肩痛・腕の痺れを誘発しやすい寝具となりやすいのです。

また、敷布団(マットレス)の『厚み』もとても大切な要素となるもの。

肩や腕が敷布団に沈み込んでもうら上で、身体に合わせた沈み込深さがある程度必要となります。機能性マットレスとして人気のアイテムの中には、この厚みが不足(3cm、5cm程度)しているものが多くあります。

それらの厚み不足の敷布団(上敷きマットレス)では、肩こり・肩痛・腕の痺れが解消できないといった人も少なくないように思います。

そんな方には追随性(適度な柔らかさ&高反発力)を有している機能性敷布団(マットレス)の中で、こちら「モットン(10cm)」「雲のやすらぎ(17cm)」の2種類の機能性敷布団(マットレス)が相性良きアイテムとなるのではないでしょうか。

 睡眠時や朝の目覚め時に感じる「腰痛」は、敷布団の追随性不足と体重分散不足が要因に。

睡眠時や朝の目覚め時に、度々「腰痛」を感じる・・そんな場合には、敷布団(マットレス)に問題がありそうです。主に、敷布団(マットレス)の追随性不足と体重分散不足が原因となっていることが多いもの。

睡眠姿勢において、最も体重がかかる部位となるのが「頭部」と「臀部」です。頭部は枕で支えるとして、「臀部」にかかる体重は敷布団(マットレス)が担うことに。

その時、きちんと体重を受け止める(体を支える)支持力がないと、腰が敷布団に沈み込みすぎてしまい、その結果、腰に大きな負担がかかることとなります。

逆に、身体形状に合わせた適度な沈み込みが無いと、これまた不自然に臀部が押し上げられた格好となり、腰に負担が加わることに。臀部形状に合わせた適度な沈み込みと高い支持力(追随性)が必要となるわけです。

また、臀部に集中的に体重が加わりやすい傾向があることから、その集約した体重を上手く敷布団全体に分散していく機能性(体圧分散機能)もとても大切な要素となります。

体重が分散されないと、ピンポイントで臀部に反発力が加わることになり、臀部から腰にかけて、局所的で過剰な反発力による痛みが生じることに。

これらの要素を踏まえると、「睡眠時の腰痛対策」となるのは、追随性と高反発力のある敷布団(マットレス)であること、および体圧分散機能を有した敷布団(マットレス)ということになります。

ちなみに、追随性・高反発力・体圧力分散機能を有している敷布団(マットレス)となるのが、「モットン」「雲のやすらぎ」の2アイテムです。

いずれも、日本製ブランドの商品であることも、高い支持を得ている要素となっています。日本人ならではの身体特性や日本の生活環境を研究した結果、誕生した寝具アイテムであることが、高い安心感をもたらしているのではないでしょうか。


また、睡眠と身体の痛みに関して、こちら睡眠中の身体の痛み(腰痛・背中痛・腕の痺れ)&敷布団に関する情報もご参考になるかと思いますので、ご覧いただければと思います。

「モットン」と「雲のやすらぎ」のどちらを選ぶか?!

モットン

同じく「体圧分散機能」と「高反発力機能」を有する、モットンと雲のやすらぎですが、どちらを購入したほうが良いのか・・が悩みどころです。そんな選択をする上で、参考話をしてみたいと思います。

両方ともに同じ機能を有しているわけですが、違いが出るのが「柔らかさ感覚(追随性)」です。厚みがあって、五重構造となっている「雲のやすらぎ」のほうが、「モットン」よりも、包まれるような柔らかさ(追随性)を感じる傾向があります。

対して、「モットン」は、どちらかというと、しっかりとした支持力(やや固さも感じられるマットレス感覚)を感じられるんですね。

この違いがあることから、基本的に睡眠中に「腰痛・腰部の痛み」を感じることで悩んでいる人は、『モットン』が適していると思います。腰が痛いときには、あまり沈み込みなどが無い、少し固めの敷布団のほうが腰部の変形が少なくなることから、心地よく感じられやすいから。

逆に、「肩こり、肩や背中の痛み」を感じる人は、寝返り時に追随性の高い『雲のやすらぎ」』が適した敷布団となりやすいかと。腰痛軽減!人気のマットレス&敷布団ランキングなどもご参考となるのではないでしょうか。

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2015年4月13日寝室

Posted by baum